技術と技量

今日のテーマは[ 技術と技量の違い ] です。

端的に言えば、
「技術」とは、知識&経験の集大成であり方法論のこと。
「技量」とは、技術をどこまで高めているのか? という段階やレベルのことである。

いかなるスポーツでも共通しているのは、「優れた技術でもマスターしていなければ宝の持ち腐れ」ということです。

それは、優秀な指導者についてもその考え方や手法が理解できず目標に達していない場合や、方法そのものが自分に合っていないなどの場合もあてはまると思います。
これには、戦術や戦略がいかに優れていようとも、それを確実に実行できる現場ではない場合や、実践で使用する際の汎用性や応用能力が欠けていれば、いわゆる「枠」というパターンに合わないと機能しない。

技術とは、いわゆるセクションやパーツという理屈で、野球で言えば、捕手の技術と投手の技術が異なるように、より専門的な内容が伴いますので、「船頭多くして目的を見失う」のように、あまりに多くの異なった意見を持つ技術者(専門家)を集めて意見をもらっても、上手いことにはならない。

技量とは、いわゆるガバナンスが必要なことで、これは「統治」とか「段取りを踏む」という作業が必要となる為、良いプロデューサーに恵まれると高めることが効率的になる。
つまり、「管理」をいかに正確に段取りよく効率的にこなしていくスケジュールを組み、その行程管理と問題点に対する適応性を発揮していくことも必要となる。